2017年11月5日

新しいビール、藤と雅。


 水曜日は久しぶりに千葉市まで出て酒類販売講習を受けてきました。
 今年から3年に1度受けるのが義務になっています。
  
  ブルワーはその間に千葉県立美術館へ行ったみたいです。
  市原氏に移り住んだ銅版画家・深沢幸雄の追悼展でした。





ほかにも浅井忠、ミレーなどの農民画といわれる
バルビゾン派など充実した内容だったよう。

いいなぁ。しかもなんと300円!

興味のある方はぜひ行ってみてください。
ワークショップも楽しそう。

千葉県立美術館
 9:00~16:30
 休館:月曜日





その後は西千葉にある酒舗にしうらさんへ。
にしうらさんはワイン、日本酒をお店のセラーで独自に管理熟成されている酒屋さんです。店主の西浦さんは酒づくりの知識や熟成、飲み方についてすごく研究されていて、ものすごくプロフェッショナルな方でした。
お酒の時間やコンディションについて自分たちでどこまで取り組めるか、原料を選び、仕込、その先ももっとイメージしてつくることが大事だなと思いました。

 また、11月から店頭に並べている、新しいビールができました!
 
 千葉県横芝光町にあるワイナリー、
齋藤ぶどう園さんのぶどうの搾りかすを漬け込んだ2種類のビールです。

 名前は藤(ふじ)と雅(みやび)。
  
 どちらも齋藤ぶどう園さんの2015年のヤマソービニオンの自然発酵ワイン(ワイン酵母を使っていない)の搾りかすに付着した野生酵母で二次発酵しています。

 藤は小麦を使った6.5%のベルジャンエールで、味わいは野生酵母の力でしっかりとしたサワーになっています。

 雅はモルトのキャラクターを主役にしたイングリッシュレッドエールがベースで、
独特な旨み、口当たりのある7.5%のビールです。

 
 今回味のイメージは裏ラベルにも長めに書かせていただきました。

 仕込から2年以上かかってようやくリリースです。
 この間にビールに起こる変化はすごく大きくて、はじめはリリースできないと思ったほど野生酵母のファンキーな香りでした。
どこからが発酵でどこからが熟成と呼ぶのかわかりませんが、働き者の酵母たちのおかげで素敵なビールになったと思います。

 齋藤ぶどう園の雅子さんにも本当に感謝しています。
 齋藤さんのワインもそろそろリリースと思うと待ち遠しいですね。

 齋藤ぶどう園さんのエッセンスをたっぷり、ぜひお試しください。